ベラルーシ大統領が、反対派威嚇のため武装して登場
8月 24, 2020 15:53 Asia/Tokyo
ベラルーシのルカシェンコ大統領が、反対派に対抗するため、同国の首都ミンスクの街頭に配備された治安部隊の前に、防弾チョッキを身に着け自動小銃を持って現れました。
AP通信によりますと、防弾チョッキを着用し自動小銃を手にしたルカシェンコ大統領は、大統領専用ヘリでミンスク市内の路上の治安部隊の中に降り立ち、国内の治安確立や統制に尽くしている治安部隊に謝意を表明した、ということです。
アナリストらは、ルカシェンコ大統領がこうした行動に出たのは、反政権派への譲歩を拒む姿勢を誇示する狙いがあるとみています。
ルカシェンコ大統領は最近、「ベラルーシ国内での抗議行動の源は国外にある。ロシアと他のヨーロッパ諸国の間に緩衝地帯を設置することを目指している」と表明しました。
23日日曜には、ミンスク市内で数万人規模の抗議者が再度抗議デモを開催し、最近の大統領選挙への不服を訴えました。
これまでに、大半のEU諸国が干渉的な立場を表明し、EUとしてベラルーシでの抗議行動を支持する必要性を強調しています。
6回目となるベラルーシ大統領選は今月9日に実施され、ルカシェンコ氏が80%以上の得票率で当選しました。
選挙が終了し、ルカシェンコ氏の再選が発表された後、対立候補のスヴェトラーナ・チハノフスカヤ氏(37)の支持者らが国内各都市の街頭で選挙の開票結果に不正があったと抗議し、警察と衝突しています。
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