ニュージーランドのモスク銃乱射事件の被告に終身刑
8月 27, 2020 17:59 Asia/Tokyo
ニュージーランドで発生したクライストチャーチモスク銃乱射事件の被告に、終身刑が言い渡されました。
タスニーム通信によりますと、クライストチャーチ裁判所のキャメロン・マンダー裁判官は27日木曜、オーストラリア国籍のブレントン・タラント被告(29)は、同市での礼拝する人々への発砲と数十人の礼拝者を射殺した罪で終身刑が言い渡された。控訴や仮釈放の申請も将来的に認められないだろう」と語りました。
ニュージーランドで仮釈放なしの終身刑の宣告は、今回が初めてのことになります。
クライストチャーチ裁判所の裁判官はブレントン・タラント被告に、「あなたの犯罪は非常に凶悪であり、死ぬまで投獄されても罪は償えないだろう」と述べました。
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相も法廷で証言し、当時の痛みを伴う記憶を思い出すことになった被害者家族と同国のイスラム教徒コミュニティーの勇気を称賛しました。
昨年3月15日、ブレントン・タラント被告は、クライストチャーチにあるリンウッド・モスクとアルノール・モスクで礼拝者に向かって銃を乱射し、52人を殺害し、47人を負傷させました。
この事件は、ニュージーランドではこれまでで最大のテロ攻撃です。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj