米ミネアポリスで、黒人の殺人容疑者死亡による抗議活動受け緊急事態宣言
8月 27, 2020 19:52 Asia/Tokyo
米ミネソタ州で、殺人容疑の黒人の死亡を発端とし26日夜に暴力的な抗議活動が発生したことを受け、同州のウォルツ知事は同州ミネアポリス市に緊急事態宣言を発令し、州兵が現地に投入されることを明らかにしました。
ロイター通信が27日木曜、報じたところによりますと、ミネアポリス市のフレイ市長はその一方で大規模な企業の略奪、財産の破壊、混乱の発生を理由に夜間外出禁止令を発令しました。
また、当局は黒人容疑者の死亡に関連してデマが拡散しているとし、警察官ではなく容疑者が自身を銃で撃ったと発表しています。
同市では今年5月、白人警官の暴行により黒人男性ジョージ・フロイドさん殺害事件が発生しました。この事件以降、全米に人種差別や警官の暴行に対する抗議活動が広がっています。
一方、ミネアポリス警察はツイッターに監視カメラの映像を投稿し、殺人事件の容疑者が自殺を図ったのであって警察は武器を全く使用していない、と主張しました。
この収録映像には、1人の黒人男性が建物の入り口で自身を銃で撃ち、付近にいた人の集団が走り去り、警察が現場に近付く様子が撮影されています。
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