視点:ローブログ・サイト編集者、「9.11テロへの米の反応が西アジア情勢不安の引き金に」
(last modified Sat, 12 Sep 2020 05:34:59 GMT )
9月 12, 2020 14:34 Asia/Tokyo

ウェブサイト・ローブログ(LobeLog) の編集者ジム・ローブ氏が、「9.11テロ事件へのアメリカの反応が引き金となって、西アジアの情勢不安やイラク・アフガニスタンでの終わりなき戦争が勃発した」と語りました。

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件では、サウジアラビア人が大半を占めていました。この事件はサウジ政府から思想・資金面で支援を受けていたテロ組織アルカイダのメンバー19人が、4機の旅客機をハイジャックし、米国防総省やニューヨーク市の世界貿易センタービル(ツインタワー)などの標的を破壊しました。

このテロ攻撃への反応として、アメリカ政府はその後、アフガニスタンやイラクへの攻撃・戦争に踏み切っています。

イルナー通信は、「ローブログ 」の執筆者でアメリカ人アナリストでもあるジム・ローブ氏に対し、ニューヨーク・ツインタワービルの崩壊を引き起こした9.11テロ事件が、その後の19年間でどのような変化を生み出してきたか、とする問いを投げかけました。

これに対し、ローブ氏は、「イラクへの攻撃・占領をはじめとしたアメリカの反応により、西アジア地域は引き続き最高レベルの情勢不安に瀕している。この情勢不安が原因となって、大量の難民が発生し、ヨーロッパ諸国の政策を極右化へと向かわせた。アメリカは、世界最強の軍隊を有していながら、アフガンやイラクでの和平確立に失敗している。このことにより全世界でのアメリカの影響力は脆弱になり、そして国内では国家主義・孤立主義を煽る事につながっている」と語りました。

 

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