マイケル・ムーア監督 米政府による9.11テロの事実隠蔽を告発
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9.11テロ テロ組織アルカイダのメンバー19人(うち15人がサウジ国籍)による犯行だった
アメリカの著名なドキュメンタリー映画監督、マイケル・ムーア氏が、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件でサウジアラビアが果たした役割を、米政府が隠蔽しようとしていると告発しました。
イルナー通信によりますと、マイケル・ムーア氏は12日土曜、ツイッター上で、テロリストらがニューヨーク市の世界貿易センタービル(ツインタワー)を攻撃してから19年経った今、米政府による事実隠蔽を告発し、「2001年の9.11テロでは、サウジアラビア人15人が攻撃を実行した」と語りました。
同氏はこのメッセージでさらに、「もしイラン、もしくは中国国籍の者が実行犯だったなら、米政府やメディアはこれまでに繰り返し、それらの国が米国を攻撃した、と騒ぎたてていただろう」としました。
そして、サウジアラビアと米政府の協力関係に触れ、「9.11テロから19年経ちながら、誰一人この攻撃におけるサウジの役割を語ろうとはしない」と続けました。
9.11アメリカ同時多発テロ事件では、テロ組織アルカイダのメンバー19人が、4機の旅客機をハイジャックし、米国内の数か所を攻撃の標的にしました。
旅客機のハイジャックに関与した19人のうち、15人はサウジアラビア国籍者でした。
この事件では、ハイジャックされた旅客機のうち2機が世界貿易センタービルの2棟にそれぞれ激突、1機がバージニア州にある米国防総省本庁舎(ペンタゴン)に突入し、最後の1機は乗客・乗員らがハイジャックに抵抗した結果、ペンシルバニア州で墜落しました。
これら一連の事件の犠牲者はおよそ3000人にのぼり、テロ組織アルカイダがこの事件の犯行声明を出しました。
米政府はこの事件後、同年10月アフガニスタンへ、2013年3月にイラクへ侵攻しました。

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