トランプ氏、10年間所得税の納付なし
9月 28, 2020 14:58 Asia/Tokyo
米紙ニューヨーク・タイムズは27日日曜、トランプ大統領が2000年から15年間のうち10年間は収支が赤字だったとして、所得税を納めていなかったと報じました。
ニューヨーク・タイムズ紙は、同紙が入手した過去20年以上の納税記録によりますと、トランプ氏が大統領選で当選した16年と就任当初の17年に納付した連邦所得税も、それぞれ750ドル(約7万9000円)にとどまっていた、と報じています。
同氏は27日の記者会見でこの報道内容を否定し、連邦、州所得税とも「たくさん払っている」と主張し、内国歳入庁の監査が終わった後に納税申告書を公開する用意があると述べました。
トランプ氏は前回大統領選の前も歴代候補の通例に反し、監査を理由に納税記録の公開を拒否し、就任後も同じ主張を繰り返してきました。しかし、実際には内国歳入庁の監査中でも、公開は禁じられていません。
トランプ一族の中核企業トランプ・オーガニゼーションの弁護士は、ニューヨーク・タイムズの指摘に対して「大半の事実は不正確のようだ」と述べ、資料の開示を請求しましたが、同紙は「大きな個人的リスクを冒した」情報源を守るため、具体的な納税データの公表を控えるとしています。
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