9月 29, 2020 17:20 Asia/Tokyo
  • グテーレス事務総長
    グテーレス事務総長

国連のグテーレス事務総長が28日月曜夜、先ごろナゴルノ・カラバフ地域をめぐり軍事衝突したアゼルバイジャン共和国とアルメニアの首脳らと会談し、この両国の衝突の即時停止を求めました。

イルナー通信によりますと、ドゥジャリク国連事務総長報道官は、「グテーレス事務総長は、アリエフ・アゼルバイジャン大統領とパシニャン・アルメニア首相とのビデオ会談においてこの両国に対し、敵対行為の即時停止と、OSCEミンスク・グループの枠組みでの対話の開始を呼びかけた」と発表しています。

旧来からの係争地ナゴルノ・カラバフ地域でのアルメニアとアゼルバイジャンの衝突は27日日曜から開始され、これまでに双方から多数の死者が出ています。

この係争地をめぐる紛争は1988年に始まり、1992年には軍事衝突に発展しました。

その結果、地理的にはアゼルバイジャン領内の山岳地帯にあるナゴルノ・カラバフ地域及び、これに隣接した7つの郡がアルメニア軍に占領されることとなりました。

これまでに、イランをはじめとする多数の国が、アルメニアとアゼルバイジャン間の衝突の停止と、対話の開始を求めています。

ザリーフ・イラン外相は今月27日夜、アルメニアとアゼルバイジャンの外相らと個別に電話会談し、両国に対して、イランとして停戦と対話の開始、及び和平と平穏の樹立に向けあらゆる可能性を活用する用意がある旨を伝えました。

 

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