国際人権NGOが、フランスの黄色いベスト運動への暴力的弾圧に反応
9月 30, 2020 02:20 Asia/Tokyo
国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルは、いわゆる「黄色いベスト」運動の参加者に対するフランス政府の政策が、暴力的で残忍であるとして非難しました。
英国のアラビア語紙Al-Quds Al-Arabiによりますと、アムネスティ・インターナショナルは29日火曜、声明の中でフランスでの黄色いベスト運動やその他の抗議行動に対する暴力的で残忍な弾圧を批判し、「フランス当局は、恣意的に拘束するために法律を悪用した」と発表しました。
アムネスティ・インターナショナルは、フランス当局者らが、全く暴力を振るわなかった人々を罰金処分や逮捕、起訴するために法律を悪用したとして非難しました。
声明によりますと、フランスの人種差別主義に反対するデモ参加者や抗議者は、漠然とした法に基づき、暴徒集団への参加などといった罪で起訴されました。
フランスでは2018年11月以来、毎週土曜日には政府の政策に対する民衆による抗議運動が行われています。
抗議者たちは自分たちを「黄色いベスト」と呼び、マクロン仏大統領の政策が、フランス国民を圧迫している原因であるとし、大統領の辞任を求めています。
フランスでの抗議行動では、これまでに10人以上が死亡し、約1万人が逮捕されています。
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