ロシア正教会府主教、「信者を侮辱する風刺画は表現の自由ではない」
11月 08, 2020 20:51 Asia/Tokyo
ロシア正教会モスクワ教区渉外局長のイラリオン主教が7 日、フランスでの悲劇的なテロについてコメントしました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、イラリオン主教は「ロシア24」の放送内で、「信者の感情を侮辱することは許しがたい。刊行され、拡散され、子供たちに見せられるこの種の諷刺画は、実際に何百万人ものイスラム教信者の感情を侮辱するということを我々は理解しなければならない。故に、これらの諷刺画を禁じる必要がある。これは、フランスで一部の人が考えているような言論の自由の表現ではなく、宗教的偏狭の表れである」と語りました。
主教は、「宗教的集団の信者の不満を招き、対立を煽り得る」ジェスチャーは控えるべきであるとしています。
同時に、いかなる宗教的伝統も憎悪を求めることはなく、宗教は信者に人々が互いに平和と調和の中で生きることを求めていると強調しました。
イラリオン主教は「我が国は、他の国々と共有できるような、さまざまな宗教的伝統の共存という素晴らしい経験を蓄積してきたと私は思う」と加えました。
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