中米を襲った大型ハリケーンにより数十人が死亡

11月 08, 2020 21:03 Asia/Tokyo

中米を襲った大型ハリケーン・エタにより、数十名が死亡、行方不明となったほか、甚大な物的被害が出ています。

ＩＲＩＢ通信によりますと、この数日間に中米7カ国を襲ったハリケーン・エタによる死亡者･行方不明者はおよそ200人に達しているということです。

グアテマラ政府当局によりますと、同国北部の村落が土砂災害により完全に土砂にうずもれているということです。

グアテマラのジャマテイ大統領は記者会見で、このハリケーンにより少なくとも150人が死亡あるいは、行方不明になっているとしました。

アメリカの国立ハリケーンセンターの発表では、このハリケーンは現地時間の8日日曜には、キューバに上陸すると予測され、さらに、メキシコ南東部やジャマイカ、ケイマン諸島、米フロリダ州南部をも襲撃する恐れがあるとされています。

また、このハリケーンがニカラグアに上陸した際には、家屋数十軒が浸水しました。

ホンジュラスでは8人が家屋の水没により行方不明、あるいは洪水で流されたとみられています。

コスタリカでは、パナマとの国境付近にある建物が崩壊し、2名が柄期の下敷きとなって死亡しました。

エルサルバドル当局は予防措置として、およそ1700人を安全な地域へと避難させています。

ＩＰＣＣ国連気候変動に関する政府間パネルによりますと、気候変動により海水の温度が上昇し、それに伴って台風やハリケーン、豪雨が多発しているということです。

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