フランスが、イスラム世界の怒り軽減に努力
11月 09, 2020 17:16 Asia/Tokyo
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フランスのル・ドリアン外相
フランスのル・ドリアン外相 が、イスラム世界の怒りの波を軽減させようとして、「フランス政府はイスラムを尊重している」と主張しました。
ファールス通信によりますと、ル・ドリアン外相は8日日曜、エジプトのサーハメ・シュクリ外相との共同記者会見において、「イスラム教徒はフランスの一部であり、わが国はイスラムに敬意を払っている」と表明しました。
ル・ドリアン外相は続けて、「フランス製品ボイコット運動は、それを始めた人にふさわしくない」としました。
マクロン仏大統領も先日、イスラム世界の怒りから逃れるため、「フランス政府はイスラムに対して戦っていない」と主張しています。
フランスの風刺漫画誌シャルリー・エブドによるイスラムの預言者を侮辱した風刺画の再度の掲載と、その後のマクロン大統領による「表現の自由」を口実にしたイスラム排斥行為への支持は、世界中のイスラム教徒やイスラム社会の要人・高官らの大規模な批判と非難の波にさらされました。
これまでに多くのイスラム諸国では、フランス国旗やマクロン大統領の写真に火をつける、フランス大使館前でデモを実施するなどの抗議が行われており、イスラム教徒たちはフランス当局の公式謝罪を求めています。
一方で、多くのイスラム諸国でフランス製品のボイコットも行われています。
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