ナイジェリアで、市民がシーア派指導者の釈放を求めるデモを実施
ナイジェリア首都アブジャにて、市民が再びデモを開催し、同国のイスラム運動の指導者ザクザキ師の釈放を求めました。
ファールス通信によりますと、アブジャ市内で9日月曜、多数の市民がスローガンを連呼して、ザクザキ師夫妻の拘束継続を非難したということです。
このデモの参加者らは、ザクザキ師の肖像画などを掲げ、このイスラム運動の指導者への支持をアピールしました。
ザクザキ師夫妻は、2015年12月13日にナイジェリア北部カドゥナ州の中心都市ザリアの宗教施設が政府軍に攻撃された際、身柄を拘束されました。
ナイジェリア軍は、ザクザキ師を逮捕した当日、同師の自宅や宗教施設前に集結していた市民の群集に向かって発砲し、これによりザクザキ師の子女3名を含む数百名が殉教しています。
ナイジェリアの裁判所は国内外からの多大な圧力や抗議、努力に押され、ついに2019年8月にザクザキ師夫妻に治療目的でのインド渡航を許可しました。
しかし、ザクザキ師夫妻は治療プロセスへの不満や治安部隊による一連の行動制限、信頼できる医師がいないことなどから、インドには2日間滞在したのみでナイジェリアに帰国しています。
ナイジェリアの治安部隊は、ザクザキ師夫妻がアブジャ空港に到着した際、彼らをある場所に移送しましたが、その移送先は不明となっています。
この数ヶ月間、ナイジェリア市民は何度も国内各都市で抗議デモを開催し、ザクザキ師の釈放を求めましたが、治安部隊はそのたびにこうした集会や群集を弾圧しています。
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