ジスカール・デスタン元仏大統領がコロナで死去

12月 03, 2020 19:27 Asia/Tokyo

フランス元大統領だったヴァレリー・ジスカール・デスタン氏が、新型コロナウイルスに感染し、94歳で死去しました。

フランス通信によりますと、ジスカール・デスタン元大統領の遺族は2日水曜夜、同氏の葬儀は内輪で実施する、という声明を発表しました。

フランスでは、ジスカールダスタン氏は中道右派で親欧州派の政治家とされ、大統領を務めた7年間に離婚や人工妊娠中絶、避妊手段に関する法規制を緩和し、選挙年齢の18歳への引下などを行いました。

また、ドイツのヘルムート・シュミット第5代首相と親密な関係を築き、欧州の通貨統一の実現に貢献しました。

ジスカールダスタン氏は、1959年より政治活動を開始し、1969年にはフランス財務大臣に就任、1974年には社会主義者のフランソワ・ミッテラン氏を僅差で破り、フランス史上3番目に若い大統領に就任しています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。