米ファウチ博士、米国でのコロナ感染の惨状に関して警告
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米ファウチ博士
NIAIDアメリカ国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、同国内の各病院でのICU特別治療部門の設備の不足の実態を明らかにするとともに、「アメリカでのコロナ感染状況は、今後数週間でさらに悪化するだろう」として警告しました。
ファウチ所長は、NBCニュースのインタビューで、「クリスマス休暇を原因とするコロナ感染拡大の波はまだ完全には感じられず、おそらく今後1,2週間の間に、感染者の入院件数や死亡者数の増加が見られるだろう」と述べています。
CNNも3日日曜、報道の中でアメリカでのコロナ危機とそれによる混乱状態について報じるとともに、同国の各病院でコロナ感染による入院者数が前代未聞の規模で増加していることを明らかにしました。
また、 米カリフォルニア州で同日報告された新型コロナウイルスの新規感染件数は4万5352件で、病院や疲弊した医療従事者を危機的状況に追い込む感染の急増が続いている、と報じています。
現在、全米の病院が、新型コロナウイルス流行以来初めてとなる患者の急増に追い付くべく、取り組みを進めています。
米国での新型コロナウイルス感染状況を分析している「COVIDトラッキング・プロジェクト」によりますと、3日の新型コロナウイルスによる患者数は12万5544人と過去最高を記録し、同ウイルスによる入院者数は1カ月以上にわたり10万人を超えています。
アメリカでは特に、新型コロナウイルスの感染件数は昨年11月下旬の感謝祭以降急増しており、クリスマスや新年の祝賀による影響はまだすべてが明らかになっていない、と見られています。
米ジョンズ・ホプキンス大学によりますと、今月3日時点で、米国では2040万人以上が新型コロナウイルスに感染しており、少なくとも35万人が死亡しました。
米政府は当初、昨年12月末までに少なくとも2000万回のワクチンを接種できるとしていました。
しかし、CDC米疾病対策センターのデータでは、これまでに配布されたワクチンは米ファイザー社などの開発による約1300万回分で、接種されたのは約420万回にとどまっています。
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