WHO、「コロナ変異種による死亡率の上昇は医療崩壊の影響」
1月 23, 2021 20:01 Asia/Tokyo
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英国のボリス・ジョンソン首相
英国のボリス・ジョンソン首相が同国で確認された新型コロナウイルスの変異種による感染後の死亡率は通常のウイルスと比較して30パーセント高いと発言した点について、世界保健機関(WHO)の専門家は、医療崩壊による影響との見方を示しました。
英国のジョンソン首相はこれより前、同国で確認された新型コロナウイルスの変異種による感染後の死亡率が通常の菌株と比較して30パーセント高いとしました。また、感染拡大の水準が極めて高いことから、ロックダウンの解除については当分言及できないと指摘しました。
WHOの疫学者、マリア・バンケルコフ氏はジョンソン首相の発表について、「ウイルスの感染速度が上昇すれば、(感染する)ケースも増えてくる。仮にケースが増えれば、入院するケースが増えることはだれの目にも明らかであると思う……(医療体制が)崩壊している状況において死亡率は上昇するものだ、崩壊しているのだから」とコメントしました。

英国では1月上旬から3度目となるロックダウンが全土で導入されており、その厳しさは最初のロックダウンに相当します。
英国で新規感染者数は徐々に減少しているものの、政府は検疫体制を3月末まで延長する可能性を指摘しています。また、規制措置についても大幅に引き上げる可能性があります。
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