米最大の墓地で、コロナ死者急増により葬儀出来ず遺体を冷凍保存
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カリフォルニア州南部にある米国最大の墓地の運営元は30日までに、新型コロナウイルスによる犠牲者の急増を受け、葬儀を望む遺族の意向に即座に応じられず、遺体を冷凍保存する事態になっていることを明らかにしました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
1月 30, 2021 18:41 Asia/Tokyo
  • 米コロナ死者
    米コロナ死者

カリフォルニア州南部にある米国最大の墓地の運営元は30日までに、新型コロナウイルスによる犠牲者の急増を受け、葬儀を望む遺族の意向に即座に応じられず、遺体を冷凍保存する事態になっていることを明らかにしました。

米CNNによりますと、この墓地は、ロサンゼルス東部に位置し広さ約5.6平方キロ、8区画の墓地を擁する「ローズヒル・メモリアルパーク・モーチュアリー」で、昨年11月の感謝祭以降のコロナ死者の増加により、遺族の葬儀待ちの期間が約1カ月になっている状態だということです。

通常の時期なら、葬儀までの待機期間は1週間となりますが、遺体安置室は現在、すでに収容出来ない状況になっており、同墓地はコロナ禍で遺体を冷凍保存する新たな対応を講じざるを得なかったとしています。

ロサンゼルス郡の公衆衛生当局は、屋内での葬儀の営みを禁じています。このため墓地では、屋外にテントを設けて弔問などを受け付け、葬儀も実施しています。また、葬儀のライブ配信も提供し、葬儀に関する規制の解除を待ちたい遺族がいた場合は、遺体を暫定的に埋葬する処置も行います。

死去した人物の遺族は、末期の状態になっても病院による訪問規制のために最期を看取れない場合が多くあります。ただ、同墓地の幹部によりますと、遺族は、葬儀まで長期間の待機が必要なことに強い理解を示しているということです。

墓地の従業員は750人ですが、葬儀の需要が大きいだけに従業員の負担も厳しくなっており、特別手当の支給などを含む対応策も迫られています。

 

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