米ファウチ博士、「今春中盤までに英型変異ウイルスが国内で優勢に」
(last modified Sat, 30 Jan 2021 10:56:00 GMT )
1月 30, 2021 19:56 Asia/Tokyo
  • 米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長
    米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長

米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長が、「今春中盤までに、国内ではイギリス型変異コロナウイルスが優勢になるだろう」として警告しました。

ファールス通信によりますと、ファウチ所長は29日金曜、「英国型変異種として知られるコロナウイルスに関する推定によれば、3月末から4月初旬までに、この種のウイルスが国内で優勢になると見られている」と強調しています。

また、「現時点では、南アフリカ型のコロナウイルスが、アメリカでの感染の主流となり、最終的には全米で優勢となるか否かについては不明だ」と述べました。

従来型のコロナウイルスよりも感染力が最大で70%強いとされる「英国型コロナ」も、米国の複数の州に侵入し、状況を深刻化させています。

アメリカの多くの州は、コロナウイルスの感染者と死亡者の数の増加に伴い、患者を受け入れ治療するための設備機材や寝台が大幅に不足するという事態に直面しています。

最新の統計によりますと、アメリカでは現時点で2651万2000人以上が新型コロナウイルスに感染し、このうち44万7000人以上が命を落としています。

 

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