ホワイトハウス、「米国家庭の7分の1には、十分な食料がない」
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アメリカでの貧困
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は、米国家庭の7世帯に1世帯には十分な食料がない、と述べました。
ファールス通信によりますと、ジェン・サキ報道官は1日月曜の記者会見で、統計の出典には触れず、 「国際的なメディアの情報源の調査は、米国では食の安全の欠如が一般的な問題と化し、新型コロナウイルス禍中でより深刻化していることを示している」と発表しました。
2018年に行われた学術調査の結果によりますと、同年にはアメリカの全世帯のうち11.1%が食料不安に直面していました。
2019年に実施された別の調査では、学士課程の学生の40%以上が食料不安を経験したことを指摘しています。
各種の指標は、この危機の拡大が、新型コロナのパンデミック中に急加速していることを示しています。
米国の公共のラジオネットワークNPRのサイトには、2020年までに、少なくとも4世帯に1世帯が食糧不安を経験するだろうと記しています。
米国の飢餓は、他のほとんどの問題と同様、人種的な側面をも有しています。同国農務省の統計では、黒人が食料不安に遭遇する可能性が白人の2倍であることを示しています。
約2年前、国連は米国における貧困の蔓延に関する異例の報告を発表し、その主な原因として同国政治家による誤った決定を挙げました。
国連の報告は、米国の民主主義が「恒常的に弱体化している」と警告し、同国での貧困を根絶する方法について、アドバイスを提示しています。
WFP世界食糧計画はこれに関し、新型コロナウイルスの感染拡大が世界の食糧不安を倍増させる可能性があるとして警告しています。
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