国際司法裁判所の決定に対する米国の不満
2月 04, 2021 19:53 Asia/Tokyo
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米国務省のネッド・プライス報道官
米国務省は、イランの訴えに対するICJ国際司法裁判所の判決を遺憾としました。
ファールス通信によりますと、米国務省のネッド・プライス報道官は、イランの訴えに対するICJの判決に対し、遺憾と失望を表明し、「これは予備的な判決に過ぎず、最終決定ではない」と主張しました。
プライス報道官は、米国が次の裁判過程でイランの主張の無効性についての説明を行うと主張しました。
ICJは3日水曜、米国の事前抗議を却下し、「イランと米国の友好条約」への違反を理由に米国に対するイランの訴えを審理する正当性がICJにあるとする判決を下しました。
イランは、米国の制裁が再開された後、1955年に締結された二国間の友好条約に注目し、条約内で双方の意見相違の解決機関としてオランダ・ハーグにあるICJ国際司法裁判所が定められていることを根拠に、米国がこの条約に違反したとして提訴しました。
国連のウェブサイトにも掲載されている米国ーイラン間の経済及び領事権に関する友好条約は、1975年に両国の代表者の間で署名されました。
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