トランプ前米大統領が、弾劾裁判で無罪
2月 14, 2021 18:48 Asia/Tokyo
米上院での2度目の弾劾裁判にかけられていたトランプ米前大統領が、予想通り無罪となりました。
トランプ氏の弾劾公聴会は、支持者を議事堂襲撃へと扇動したという理由により、日本時間の14日日曜夜に実施されました。
上院での票決の結果、7人の共和党上院議員を含む57人の上院議員がトランプ氏を有罪だとし、43人は無罪であるとしました。
トランプ氏の有罪確定には少なくとも67の賛成票が必要だったことから、トランプ氏は最終的に下院による弾劾要求を免れ、無罪となりました。
トランプ氏の無罪判決に反応して、バイデン大統領は、アメリカの歴史におけるこの悲しい一章は、民主主義の衰退を思い起こさせると述べました。
ペロシ米下院議長は、共和党上院が今回の弾劾法案を否決したことに反応し、「臆病な共和党員のグループがトランプ氏を無罪にした」とコメントしています。
トランプ前米大統領の弾劾チームは、共和党員の投票で無罪となった後、現地時間13日の記者会見で、「議会への攻撃に関与したという否定できない証拠がある...しかし、共和党はそれを隠ぺいした」と表明しました。
アメリカのジャーナリスト、グレッグ・サージェント氏は、同国の新聞ワシントンポストの記事において、「我々の民主主義に対する共和党の広範な裏切りには、強力な民主的対応が必要だ」とつづっています。
トランプ氏は、「権力の乱用」と「議会の妨害」の罪で2019年に下院で弾劾案を出されましたが、上院で無罪となっていました。
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