米で記録的寒波、テキサス州などで計画停電も
(last modified Tue, 16 Feb 2021 09:23:47 GMT )
2月 16, 2021 18:23 Asia/Tokyo

米国を襲っている強い寒波により、各地で記録的な寒さや降雪が観測されています。テキサス州などでは電力需要に供給が追いつかず、計画停電が始まりました。

アメリカの国際金融情報サイト・ブルームバーグによりますと、米国内の停電は北部から南部にまで広がっています。

バイデン米大統領は、南部テキサス州での非常事態宣言発令を認めました。

テキサス州の電力システムを麻痺させた激しい寒波に起因するエネルギー危機は、現在も激しさを増しており、これまでに少なくとも500万人が停電の影響を受けている、と伝えられています。

15日午後の時点で停電となっているのは全米で440万世帯以上、このうち370万世帯が集中するテキサス州では、天然ガスの供給不足や風力タービンの凍結により、同日朝までに計画停電が始まりました。同州南東部のガルベストンでは15日月曜昼過ぎには、最大95%の世帯で電力供給が停止しました。

それと同時に、医療センターも新型コロナウイルスワクチンが腐敗する以前に予防接種を行おうと試みています。空の便は軒並み欠航となり、日量100万バレルを超える石油と100億立方フィートの天然ガスの生産も停止しています。

米国では、少なくとも今週末までは、厳しい寒波が継続すると予想されています。

テキサス州最大の都市であるヒューストンでは路面が凍結し、市民が家庭用のガスボンベを充填しようと長蛇の列を作っています。信号は消えており、市民は暖房用の薪を購入しています。

 

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