米が、人種差別反対デモ再発を懸念
2月 28, 2021 19:19 Asia/Tokyo
米ABCニュースが報告の中で、昨年同国で発生した黒人市民ジョージ・フロイドさん殺害事件の容疑者である警察官の公判期日が近づいていることに触れ、公判実施予定の裁判所の周囲にはコンクリートの壁が設けられ鉄条網が張り巡らされていることを明らかにしました。
ABCニュースによりますと、この状況は、ほぼ1年前に米ミネソタ州ミネアポリスで発生した怒りに対する深い懸念や、その再燃が危惧されていることを示すものだということです。
ミネアポリスで昨年発生した、白人警官によるジョージ・フロイドさん殺害事件を担当する陪審員選考は3月8日から始まり、その開始宣言は同月29日に提出されます。
ジョージ・フロイドさんは昨年5月25日、白人警官だったデレク・ショービン被告に首を膝で押さえ込まれて窒息死しました。
ショービン被告はこの事件により、第2級の殺人罪に問われています。
また、この事件を幇助したとされるそのほかの警察官3名も解任され、今年8月に裁判が実施される予定です。
フロイドさんの死を受け、ミネアポリスでは数千人が街頭に繰り出し、彼らの多くが平和的な抗議デモを実施しました。
しかし、数夜にわたり騒乱が高まり、多くの商店や公共の場所が放火される被害を受けています。
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