米国内のアジア系国民への暴力・嫌がらせの報告、2カ月で500件超に
-
米国内のアジア系国民
アジア・太平洋諸島系の米国民(AAPI:Asian Americans and Pacific Islanders)に対する暴力や嫌がらせ事案を調査している団体「ストップAAPIヘイト」は16日、同団体に寄せられた被害報告が昨年3月以来、少なくとも3795件に上ったと発表しました。
米CNNによりますと、同団体は昨年3月19日からアジア・太平洋諸島系米国民に対する暴力や嫌がらせに関する統計を取り始めました。同年末までに全50州と首都ワシントンから計3292件の被害報告が寄せられ、今年1月1日から2月28日までに寄せられた報告は少なくとも503件に上ったということです。
同団体は、ウェブサイトを通じて寄せられた報告は米国で起きているヘイト事案のごく一部にすぎないとしながらも、この数字は反アジア感情が今もはびこっていることを物語ると指摘しています。
同団体共同創設者のラッセル・ヨング・サンフランシスコ州立大学教授は、「ヘイト事案は減っていない。我々はアジア系米国人に対する憎悪を新型コロナウイルスや前政権のレガシーにしてはならない。だが具体的な行動を要求しなければ確実にそれが起きる」と訴えています。
寄せられた被害報告のうち約68%は言葉による嫌がらせで、遠ざけられたりのけ者にされたりしたという訴えは約20.5%、身体的暴行を伴う事案は約11%でした。
発生場所は商店や事業所が35.4%、公道が25.3%、公園が9.8%で、約11%はインターネットが絡んでいました。
被害報告を寄せたのは中国系が42.2%で最も多く、続いて韓国系14.8%、ベトナム系8.5%、フィリピン系7.9%の順でした。
米国ではここ数カ月の間にカリフォルニア州やニューヨーク州でアジア系住民が暴行される事件が相次ぎ、重傷者や死者も出ています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj