WHOが南米でのジカウイルスの感染予測
May 02, 2016 20:19 Asia/Tokyo
(WHO)世界保健機関は、2016年中にジカウイルスに感染する南米人が、400万人以上になると予測しています。
世界保健機関マリー・ポール・キニー事務局長補佐は、「これから暑い季節を迎えるにあたり、ジカウイルスを媒介する蚊に刺されて感染したり、或いは性的接触からの感染により、ジカ熱感染者が増加する可能性が非常に高くなるだろう」としました。
ブラジル政府も、2016年夏のリオデジャネイロオリンピックが開催される間においての、ジカウイルス感染症の流行について懸念を示しています。
韓国文化体育観光部は先週、同国のリオデジャネイロオリンピック参加選手団に、防虫効果のある衣類を支給したと伝えています。
学者らの研究によりますと、妊娠中の女性がジカウイルスを媒介するネッタイシマカに刺されて感染する可能性があり、人間への初の感染例としては、1952年にウガンダとタンザニアでの感染が認められており、またその合併症として、頭蓋骨の異常、小頭症の子供の誕生が挙げられます。
このジカウイルスは、2014年末にブラジルで再度発生し、その後コロンビアで最多の感染者数を記録しています。
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