独首相が、中国との人権対話の早期再開求める
4月 29, 2021 19:02 Asia/Tokyo
ドイツのメルケル首相が28日、人権問題について中国との対話をできるだけ早く再開したい考えを示しました。
ロイター通信によりますと、ドイツと中国はこの日、6回目となる政府間協議をオンラインで実施し、中国側からは李克強首相をはじめとする閣僚が参加しました。
この協議の終了後、メルケル首相は声明において、「一部意見が一致しないこともあった」とした上で「人権に関する対話ができるだけ早く実現することを希望する」と述べました。
一方の中国外務省の声明は、一部の議題で見解に相違があったことを認めたものの、人権対話には言及しませんでした。また、不介入に基づく対話と核心利益の相互尊重を求め、李首相が世界経済回復の推進において中独が「協調と結束」を示すべきと述べた、としています。
ドイツにとって中国は、財貿易で最大のパートナーです。両国はまた、医療、研究、運輸などの分野での協力合意に署名しました。
メルケル氏は、首相在任中最後となる今回の協議で、自身の退任後も協議が継続することを期待すると述べました。
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