米首都のガソリンスタンドの8割が売り切れ、パイプライン停止が今なお響く
May 17, 2021 19:04 Asia/Tokyo
米首都ワシントンにあるガソリンスタンドのうち約81%で、ガソリンが売り切れ状態となっていることが明らかになりました。
米CNNが、ニューヨークから報じたところによりますと、 燃料価格や需要の調査をしている「ガスバディ」の調査の結果、米パイプライン運営大手のコロニアル・パイプラインがランサムウェア・身代金ウイルスによって6日間にわたり操業停止となった影響が依然として残っており、ワシントンや米東部ではガソリン不足が続いていることが判明しています。
コロニアル・パイプライン社が運営するパイプラインは、米東海岸で消費される燃料の約45%を扱っています。
コロニアル・パイプラインは今月7日の操業停止後、今月13日に「大きな進展」があったとして操業を再開していました。
米エネルギー省のグランホルム長官は操業再開にあたり、週末には通常に戻ると述べていましたが、同国のガソリンスタンドは依然としてガソリン不足に悩まされている模様であり、多くの場所やほとんど空の状態になった施設にガソリンやディーゼル燃料、ジェット燃料を補給するには数日、また場合によっては数週間かかる可能性がある、とされています。
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