BRICSの外相らが、イラン核問題の平和的な解決を支持
6月 02, 2021 19:29 Asia/Tokyo
経済新興国とされるBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の外相らが、オンライン形式での会議の終了声明を発表し、イラン核問題の平和的な解決を支持しました。
インド外務省は、「BRICS5カ国の外相らは、1日火曜に行われた会合の終了後、国連安保理決議2231および核合意の完全実施の重要性を指摘し、外交ルートを通じたイラン核問題の平和的解決の必要性を強調した」と発表しています。
これらの国はまた、この声明の中で、イランとIAEA国際原子力機関の間の技術的合意の延長を歓迎しました。
このニュースが発表された一方で、米国政府はオーストリア・ウィーンで実施中の交渉を通じて核合意への復帰を目指していると主張しています。
トランプ前米大統領は、2018年に核合意から一方的に離脱した後、最大限の圧力行使政策と称して、この合意の下で中断されていた対イラン制裁を復活させ、追加制裁を行使したほか、イラン革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官の暗殺などの挑発的な政策に出ました。
バイデン大統領率いる新米政権は、こうした最大圧力政策の失敗を認め、米国として核合意に復帰する意向を示していますが、これまでのところそれに必要な措置を講じようとしていません。
イラン政府は、米国の核合意復帰の条件として、これまでに行使または、名称を変更して再行使された各種制裁の無条件解除を繰り返し提示しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj