ロシア人研究者、「米ロ首脳会談は目ぼしい成果には至らない」
6月 08, 2021 16:29 Asia/Tokyo
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プーチン・ロシア大統領とバイデン米大統領
ロシア人研究者のイヴァン・ティモフェフ氏が、「今度の米ロ首脳会談は一見プラスの出来事のように思われるが、現在両国間の関係レベルが低く、激しい戦略的対立が生じていることから、大きな進展は困難になっている」と語りました。
タスニーム通信によりますと、ティモフェフ氏は「米ロ首脳会談の多くは前向きなプロセスで行われたが、これらの会談は両国間の関係における根本的な対立の解消にはつながらず、時間の経過とともに対立を拡大させるだけだった。だがそれでも、この種の会談の開催は1つのプラスの出来事と見なされている」と述べています。
プーチン・ロシア大統領とバイデン米大統領は、今月15日と16日の両日にわたりスイス・ジュネーブで会談する予定です。
例年と同様、このような会合は両国の当局者や専門家によるさまざまな憶測を呼んでいます。
ティモフェフ氏は最後に、「来たる首脳会談が、ロシアと米国の関係に大きな進展と成功をもたらすとは考えられない」と強調しました。
ロシアと米国の間の緊張は、ウクライナでの情勢やロシアによる米国大統領選挙への干渉疑惑など多くの出来事が原因となって、何年にもわたってエスカレートしており、アメリカは数回にわたり対ロシア制裁を行使しています。
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