中国、「米は他国への内政干渉でなく自国内の人権侵害問題に集中すべき」
6月 12, 2021 19:25 Asia/Tokyo
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アメリカと中国の国旗
楊潔篪(よう・けつち)中国共産党中央政治局委員が、ブリンケン米国務長官との電話会談で、「アメリカは、人権問題を口実に他国に内政干渉せず、自国内の人権侵害問題に集中すべきだ」と語りました。
ファールス通信によりますと、楊委員はこの電話会談で、「中国として、新型コロナウイルスの発生源に関する最近の世論操作に強い懸念を表明する」と述べています。
また、コロナウイルスが中国湖北省武漢市の研究所から漏れた、とする最近の米国メディアの報道を、空虚なものだとしました。
CCTV中国中央テレビによりますと、楊委員はブリンケン長官に対し、「アメリカは、台湾に関する問題を適切かつ正確に追求すべきだ」と述べたということです。
この電話会談がなされたのは、両国が貿易や技術に始まって人権やコロナウイルスに至るまで、さまざまな問題で対立を抱えている中でのことです。
楊委員はさらに、「アメリカは、関係を軌道に戻すために中国と協力しなければならない」としました。
今年3 月に米アラスカで行われた楊委員とブリンケン長官の最初の会談は、激しい議論の応酬で終わりました。
この会談で、中国はコロナウイルス流行の発生源が中国にあるとした不快な発言に反論しています。
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