IEA、「気候対策には途上国の投資拡大が不可欠」
6月 12, 2021 21:59 Asia/Tokyo
国際エネルギー機関(IEA)は新たな報告書を発表し、世界的な気候変動の目標を達成するためには、発展途上国によるクリーンエネルギー投資の拡大が不可欠であるとの見方を示しました。
ブルームバーグの報道によりますと、新しいクリーン・エネルギーに投資を行う際に重要なのは、低所得諸国も取り残されないようにすることだといいます。
世界人口の3分の2が発展途上国に集中していますが、これらの諸国がクリーン・エネルギーに投資する額は世界全体のわずか5分の1にとどまっています。発展途上国が投資を増やさない場合、今後数十年にわたって温室効果ガス削減の責任はこれらの国々の肩にかかってしまうことになります。
ブルームバーグの試算では、発展途上国への投資は2030年までには1兆ドルに達しなければならないということです。しかし、2020年の投資額はわずか1500億ドルにとどまっています。
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