米ロ首脳がスイスにて会談、両国の対立なお続く
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バイデン米大統領とプーチン・ロシア大統領
これまで様々な期待や憶測が飛び交った末、ついにバイデン米大統領とプーチン・ロシア大統領が16日水曜、スイス・ジュネーブにて4時間半・2ラウンドにわたる会談を行いました。
バイデン大統領はプーチン大統領との二者協議の冒頭で、「対面式の会談は常に最良の選択肢だ」とした上で、「アメリカとロシアは、イラン核問題に関して共通の利益を有している」と述べています。
ロシアは、トランプ前米政権時代の米国の一方的な核合意離脱、および一方的な対イラン制裁の行使を繰り返し非難してきており、現時点でもまた、これらの制裁の解除と無条件でのアメリカの核合意復帰を求めています。
ロシアが米国とは異なり、核の技術とエネルギーの平和的利用に対するイランの権利を強調している一方で、米国はイランの平和的な核活動の制限をできる限り増やそうとしています。
米ロ首脳は初の二者協議の終了に際して共同声明を発表し、近い将来における軍縮に関する新たな戦略的二国間対話の開始を強調しました。
しかし、バイデン大統領はプーチン大統領との共同記者会見の実施を拒否しています。
バイデン大統領がプーチン大統領に関する否定的な見方と友好的でない行動の兆候を見せたにもかかわらず、プーチン大統領は会議後の記者会見でバイデン大統領と会談を「良好なものだった」としました。
さらに、「バイデン氏との会談では、戦略的安定、通商関係、地域安全保障、サイバー面での安全保障について話し合い、互いの国から引き揚げさせた自国大使を復帰させることについて合意した」とし、バイデン氏が新START条約の更新に同意したと発表しています。
また、米国の一方的な制裁について言及し、「一方的な制裁によりアメリカが受けた損害は、ロシアより少ないということはない」としました。
ロシア大統領府のペスコフ報道官はこの会談後、「ロシアの非友好国リストから米国を削除する理由は全く存在しない」と述べています。
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