ロシアが、ハイチ大統領暗殺への米の関与に懸念表明
7月 10, 2021 15:39 Asia/Tokyo
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ハイチ第42代大統領のジョブネル・モイーズ氏
ロシア外務省報道官は、ハイチ大統領暗殺に関与していた2人のアメリカ国籍保持者が逮捕されたことについて、深刻な懸念を表明しました。
ハイチ第42代大統領のジョブネル・モイーズ氏は、現地時間6日火曜夜、武装した正体不明の集団により銃撃され致命傷を負い、夫人とともに死亡したと伝えられました。
ファールス通信によりますと、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、9日金曜、この事件に関与していた2人のアメリカ国籍保持者が逮捕されたことに関して、ロシアとして懸念を表明し、「実行犯のみならず、殺害を計画した者も特定されるよう望む」と述べました。
ザハロワ報道官は、外国勢力が地政学的目的のためにハイチの内紛に関与している可能性について、ロシア当局者らが懸念していることを強調しました。
ロシア外務省は、ハイチ大統領暗殺を厚顔無恥で見せしめ的なものとして非難しました。
ハイチのマティアス・ピエール選挙担当相は、大統領暗殺に関与したとして米国籍のジェームズ・ソラージュ容疑者をはじめ6人を逮捕したと発表しました。
ピエール選挙担当相は、「逮捕者の中には、ソラージュ容疑者のほかにもう1人、ハイチ・アメリカの二重国籍者がいるものと思われる」と語りました。
ハイチは世界でもっとも貧しい国のひとつとされ、経済危機や赤道直下の強力なハリケーンによる物的・人的被害にくわえ、1年以上にわたって政治的内紛が続いています。
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