米NIAIDファウチ所長、「コロナデルタ株を懸念すべき」
7月 12, 2021 16:49 Asia/Tokyo
NIAID米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長)が、「ワクチン未接種のアメリカ市民は、デルタ変異株を懸念すべきだ」と語りました。
ファウチ所長は11日日曜、米ABCニュースのインタビューで、「インド由来のデルタ型変異株は、人から人への感染力が非常に強いことから、極めて残忍なウイルスである」と述べています。
また、「アメリカで使用されているコロナウイルス予防ワクチンは非常にうまく機能し、デルタ株から人々を守っている」としました。
さらに、「我々には吉報と凶報がある。凶報とは、我々が現在残酷なデルタコロナに対峙していることであり、吉報とは、ワクチンがこのタイプのウイルスに対して効果があることだ」と語っています。
アメリカでデルタ型コロナウイルスが発見されたことを受け、バイデン大統領は先週、新たに全米市民のワクチン接種を要請するとともに、「政府は、ワクチンに関する誤った情報と闘い、すべての市民の接種に立ちはだかる障壁を取り除くことに、より積極的に取り組む準備ができている」と述べました。
アメリカではこれまでに、累計で34,72万6,000人以上が新型コロナウイルスに感染し、コロナ危機発生後はコロナ感染により62万2,825人が死亡しています。
なお、同国におけるコロナ感染症からの回復者数は約2923万4930人となっています。
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