記録的な熱波により、移民の死亡者が増加
7月 13, 2021 20:19 Asia/Tokyo
英ガーディアン紙が、米南部国境から米国に入国する移民の死者数が増加しているとし、先月だけでも、前代未聞の熱波襲来と同時に、43人の遺体がアリゾナ州で発見されたと報じました。
イルナー通信が13日火曜、ガーディアン紙のインターネットサイトの報道として伝えたところによりますと、米国の人道NGOは、今年になって移民の死亡者が増加したことを明らかにしています。
今年は前例のない暑さと日照のために、アリゾナ州の国境地帯(米国南西部)で非常に多数の移民の遺体が発見されたと言われています。
また、テキサス州での移民の死亡率も増加を示しています。
ガーディアン紙はまた、「NGOのヒューマン・ボーダーズは、先月アリゾナ州の国境で43人の遺体が発見されたと伝えている。先月は、同州史上最も暑い6月だったとされている」と報じました。
ヒューマン・ボーダーズのシニアフェローであるマイク・クリッチ氏は、「今年の前半だけで127の遺体が発見されたことは、昨年の同時期の96体よりもはるかに多い」と述べています。
アリゾナ砂漠で3,700人以上の移民が亡くなった2004年以来、人道支援団体は、移民の救命への望みをかけ、アリゾナ南部の遠方に水やいくつかの食料品を置いています。
しかし現実には、多くの移民が、これらの地域で道に迷った末、食物を見つけられないままとなっています。
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