南ア大統領、「国内暴動は反乱が目的」 死者200人以上に
南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領が16日、同国で1週間にわたり続く暴動や略奪行為は「民衆の反乱」を企てた者たちによって引き起こされたとの見解を示しました。
フランス通信によりますと、騒乱による死者はこれまでに212人に増加しています。
ラマポーザ氏はテレビ演説で、今回の事態に対する政府の備えが不十分だったことを認めた上で、「この暴力行為をけしかけた者たちを見つける」と表明しました。また、「こうした行為の背後にいる者たちは、国民の間で民衆の反乱を引き起こすことを企てた」とし、「こうした個人に裁きを下すための努力は惜しまない」と宣言しました。
大統領府高官は、ラマポーザ氏の演説に先立ち記者団に対し、暴動の扇動者についての捜査は大きく進展しており、容疑者1人を逮捕し、11人を監視していることを明らかにしていました。
政府の集計によると、死者212人のうち180人は、南東部クワズールー・ナタール州で死亡しました。これには銃撃を受けた人や、略奪現場に人々が殺到した際に死亡した人が含まれています。
暴動のきっかけとなったのは、ジェイコブ・ズマ前大統領が汚職調査への協力を拒否したとして、禁錮1年3月の有罪判決を受け収監されたことでした。
クワズールー・ナタール州が地元のズマ氏は、与党ANCアフリカ民族会議内の一部から貧困層の擁護者とみなされ、支持を集めています。ズマ氏支持派で、ANCの党員資格を停止されたカール・ニーハウス氏は、オンラインで開かれたイベントで、略奪行為はズマ氏の支持者らがけしかけた意図的な破壊工作だったとの見方は「責任転嫁」だと主張しています。
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