米がレールガン搭載砲の開発で中国に敗北
7月 18, 2021 19:57 Asia/Tokyo
アメリカ海軍がこのほど、電磁気力を用いたレールガン(Electromagnetic Railgun)搭載の大砲の開発に向けた研究を中止することを発表しました。
英スカイとアブダビ企業によるスカイ・ニュース・アラビア語のウェブサイトによりますと、5億ドルと15年以上という年月をかけて行われていた、遠距離の物体も標的にできるレールガン搭載巨大砲1台の開発が中止されたことで、アメリカ海軍の夢が潰えていくように見られる一方、中国は同様の計画に成功しています。
米のニュースチャンネルCNBCが以前発表した情報に基づけば、中国は秘密裡に作成しているレールガン搭載砲を、2025年初頭もしくはもっと早期に、自国戦艦に装備させたいと考えているということです。
CIA米中央情報局の情報では、極超音速にまで発射速度を加速させるのが目的であるレールガンの実戦配備登場に向けて、多量のエネルギーを投入している中国の大砲は、「秒速1.6マイルで124マイル遠方の標的に命中させる」能力を持っているとされています。これは、1秒未満に米ニューヨークから約150キロ離れたフィラデルフィアに到達することが可能な速度です。
2018年2月、このレールガン搭載砲の画像がソーシャルメディア上に流出しましたが、そこには水陸両用船に取り付けられた大砲が写されていました。その1か月後、中国軍のある情報員がこれに関し、「我が国の海軍はこの新型レールガン搭載砲の海上実験で”成功”を収めた」と認めています。
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