米軍基地内で過去にPFAS入り泡消火剤が大量漏出 日本への報告なし
-
PFAS入り泡消火剤の大量漏出
有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)入りの泡消火剤が漏れる事故が2019年と20年に2件、米軍普天間飛行場で起きたにもかかわらず、米軍が公表していなかったことが分かりました。
沖縄タイムスの特約通信員によりますと、同紙が米情報公開法で入手した海兵隊の報告書では、この泡消火剤は一部が基地外に流れたものの、日本側当局には通報されていませんでした。
米軍はPFASの一種で有害なPFOS(ピーホス)とPFOA(ピーホア)を含む汚水を普天間から一方的に放出したばかりです。地元の反対を聞き入れず、発生した事故の説明もしない姿勢に、批判が一層高まることが予想されます。
未公表2件のうち最初の1件は19年8月に発生しており、海兵隊員が運転する消防車がコンクリートの壁に衝突し、消防車の泡消火剤タンクに穴が開いたことが原因でした。
報告書によれば、PFOSやPFOAを含んだ「前時代の」泡消火剤380リットルが漏れ出しましたが、泡消火剤は排水路に流れたものの基地外には出ていないと説明しています。
2件目の事故は20年1月に起きました。海兵隊員が消防車の定期点検中、スイッチ操作を誤り、130リットルの泡消火剤が漏れたもので、報告書に記載された種類の泡消火剤はPFOAを含むことが知られていますが、この時は排水路を通じて泡消火剤が基地外に出たことを認めています。
報告書によると、いずれの事故も日本側に連絡されていませんでした。
普天間ではこれまで海兵隊員が格納庫のスプリンクラーを誤作動させ、19年12月に3万8千リットル、20年4月に23万2千リットルが漏れる大規模事故があったことが判明しています。
今回の2件を加えると19年8月から20年4月までの8カ月の間に4件、2カ月に1件ものペースで事故が起きていたことになります。これらは全て海兵隊員の不注意が原因でした。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj