ハリケーン・アイダにより、ルイジアナ州で5人死亡
(last modified Wed, 01 Sep 2021 07:01:32 GMT )
9月 01, 2021 16:01 Asia/Tokyo

極めて危険な「カテゴリー4」の勢力でアメリカ南部に上陸したハリケーン・アイダにより、同国のルイジアナ州ではこれまでに5人が死亡しています。

米CNNによりますと、8月29日にルイジアナ州に上陸したアイダにより大きな被害が出ている地域では、数百人が救助されたものの、まだ捜索救助隊が到達でない場所もあり、洪水やがれきに閉じ込められている住民の数は分かっていません。

また、ルイジアナ州など南部の州では100万戸以上が停電に見舞われ、猛暑がこれに追い打ちをかけています。

同州ニューオーリンズのラトヤ・カントレル市長は8月31日、ある程度の送電が間もなく開始されると説明し、9月1日夜にはある程度の電力や照明が復旧するとの見通しを示しましたが、所によっては電力の復旧までに1カ月かかる見通しだともされています。

NWS米国立気象局は31日午前10時~午後5時の間、ルイジアナ州南部とミシシッピ州に猛暑注意報を出しました。CNN気象専門家によれば、対象となる住民は200万人以上で、被災地の住民は、エアコンがない状態で40度を超す熱波にさらされることになります。

自治体の多くは避難した住民に対し、送電線や道路の寸断、救助活動の妨げとなる可能性があることなどを理由に、まだ自宅へ戻らないよう呼びかけています。

ニューオーリンズ近郊で8人の子どもや母親と暮らすヨランダ・ティーゲさんは、自宅の屋根や天井がアイダによって破損し、息子の1人は熱中症の症状があるとして、取材に対し「これからどうすればいいのか分からない。きっとひどいことになるかもしれない」と話し、食料や飲料が底をつく不安もあると語りました。

近隣の住民に食料が配られている場所には大行列ができているほか、ルイジアナ州ではガソリン供給や通信網、飲料水や病院にも影響が出ています。

 

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