9月 04, 2021 19:49 Asia/Tokyo
  • 2001年9月11日のテロ事件
    2001年9月11日のテロ事件

 バイデン米大統領が、2001年9月11日の同時多発テロに関するFBI連邦捜査局の捜査をめぐり、関連文書の機密解除を検討するよう司法省などの連邦機関に指示する大統領令に署名しました。

ロイター通信によりますと、バイデン大統領は3日金曜、声明で「自分は大統領選に立候補した際、9.11テロ攻撃の関連文書の機密解除に関する透明性の確保を約束していた」と表明しています。

こうした中、バイデン氏は「大統領令は機密解除された文書を今後6カ月間で公開するよう司法長官に指示する内容だ」と説明しました。

米国議会は2016年7月に、9.11攻撃に関与した19人のハイジャック犯のうち15人がサウジアラビア国民であると断言しました。

バイデン政権は当初、サウジアラビア政権に強硬な態度を示し、同国との関係の再定義を提起しましたが、米国の戦略的利益とサウジへの配慮を考え、最終的にこれまでどおりの幅広い対サウジ関係を確立していました。

しかし、9.11テロの犠牲者の家族から、この事件でのサウジ当局者の役割の隠された側面を明らかにするよう迫られたため、バイデンは氏9・11事件の調査記録の再点検を命じました。

連邦機関が機密解除できる資料を発見した場合、新たな文書が公開される可能性があります。

バイデン氏は「私の心は依然、9.11の遺族と共にある。政権は引き続き敬意をもって遺族のコミュニティーと関わっていく」などと述べています。

 

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