国際NGOが、貧困国めぐる工業国の行動を批判
9月 21, 2021 17:26 Asia/Tokyo
国際NGOのオックスファムが、気候変動対策のために貧困国への財政援助を行うという約束を工業国が守っていないことを批判しました。
世界における貧困や飢餓との戦いを基本目的に掲げる団体・オックスファムは、気候変動危機に対処するため、2025年まで国力のない諸国へ年間1000億ドルの財政援助を行うとした約束を、工業国が守っていないとしています。
また、気候変動危機による経済的損失は、新型コロナウイルス危機が与えた損失の2倍にもなりうるとしました。
オックスファムの検証によれば、EU、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本は2020年、新型コロナウイルスのための経済支援に14兆ドル以上を支出しました。この金額は、気候変動で実施目標として確認された財政援助の143倍にあたります。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj