米カリフォルニア州の山火事により、巨木が焼失の危機
https://parstoday.ir/ja/news/world-i84806-米カリフォルニア州の山火事により_巨木が焼失の危機
米カリフォルニア州では20日にも、山火事からジャイアントセコイアを守るため、消防士数百人が消火活動を続けました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 21, 2021 18:46 Asia/Tokyo
  • 米カリフォルニア州の山火事
    米カリフォルニア州の山火事

米カリフォルニア州では20日にも、山火事からジャイアントセコイアを守るため、消防士数百人が消火活動を続けました。

フランス通信によりますと、この山火事では火を制御できなくなっており、巨木群が焼失する恐れが出ています。

巨木群がある森林地帯では複数の火事が合流しつつあり、全てを焼き尽くす山火事の脅威があらわになりました。

現場の担当者によれば、すでに1万ヘクタールを焼いた山火事「ウィンディー・ファイア」が、セコイアが生息する「ペイロン・グローブ」と「レッドヒル・グローブ」に到達しました。

現地紙ロサンゼルス・タイムズによると、ウィンディー・ファイア対策本部の広報担当者アマンダ・マンジー氏は、「セコイアが被害を受けたかは分からない」とした上で、2か所の森林地帯が完全に火に包囲されていると述べました。

これらの森の近くにある「ロング・メドウ・グローブ」では、少なくとも1本のセコイアの頂部が燃えたということです。

巨木はの特に頂部が燃えると下方に燃えさしが拡散するため、火が森全体に急速に広がる可能性があります。

カリフォルニア州北部では、大規模火災「KNPコンプレックス」がセコイア国立公園内の「ジャイアント・フォレスト」に迫っています。

ジャイアント・フォレストには、国立公園局が樹齢2200年と推定する「シャーマン将軍の木」と呼ばれる、高さ83メートルの世界最大体積となるセコイアが生息しています。先週には、火災から守るために木に耐火シートが巻き付けられました。

カリフォルニア州など米西部は数年にわたり干ばつに見舞われており、一帯の森林は乾燥し燃えやすくなっています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio