仏カトリック教会の児童虐待、3000人超が関与 独立調査委発表
10月 03, 2021 20:49 Asia/Tokyo
フランスのカトリック教会内で起きた児童への性的虐待問題を調査する独立委員会は3日日曜、児童を虐待していた司祭や教会関係者が1950年以降で2900~3200人に及ぶことを明らかにしました。
AFP通信によりますと、独立調査委のジャンマルク・ソベ委員長は、調査結果の公表を前にAFP通信の取材に応じ、この数字は「最も少なく見積もった」結果だと述べました。
独立調査委は2018年、国内外の教会を揺るがした児童性的虐待スキャンダルを受けて仏カトリック教会が設置しました。法律家や医師、歴史学者、社会学者、神学者ら22人で構成されています。
2年半にわたり教会や裁判所、警察の記録の調査と目撃者への聞き取りを行った結果をまとめた報告書は、5日に発表される予定です。
調査では、児童性的虐待の加害者が聖職にとどまり続けることができた教会内部の「メカニズム、特に、制度化された仕組みや文化的な構造」に切り込み、今後へ向けた提案を行います。
調査委が目撃証言の提供を呼び掛けて開設したホットラインには、17か月間で6500件もの通報が寄せられました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ