米がなおも核弾頭3750発を保有、NPT発効50年経過も今なお世界の非核化は困難
10月 06, 2021 19:55 Asia/Tokyo
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核弾頭
アメリカが、今なお核弾頭3750発を保有していることが判明しました。
フランス通信が6日水曜、報じたところによりますと、米国務省は5日火曜、ドナルド・トランプ前政権が非公開としていた保有核弾頭数を4年ぶりに公表しました。
それによりますと、米軍が2020年9月30日時点で保有する核弾頭数は、作戦配備・作戦外貯蔵のものを含めて3750発で、2019年からは55発、2017年からは72発減少し、だった東西冷戦期の1967年の3万1255発と比較すると、大幅に削減されたものの、NPT核兵器不拡散条約が定める義務には遠く及ばない状態です。
NPTは今年3月で発効50年になり、アメリカやロシアなど5つの国以外に核兵器の保有を禁じる一方、5つの核保有国には核軍縮への取り組みを義務付けています。
スウェーデンのSIPRIストックホルム国際平和研究所が今年1月にまとめた統計によりますと、退役のものを含めた保有核弾頭数は米国5550発、ロシア6255発、中国350発、英国225発、フランス290発、さらにインドとパキスタン、イスラエル、北朝鮮が合わせて460発前後となっています。
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