米海軍が、空母2隻を「1セント」で売却
(last modified Wed, 06 Oct 2021 21:01:33 GMT )
10月 07, 2021 06:01 Asia/Tokyo
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アメリカ海軍が、すでに退役させたキティホーク級航空母艦の1番艦キティホーク及び4番艦ジョン・F・ケネディを、同国テキサス州にある船舶解体企業にそれぞれわずか1セントで売却しました。

米ニューヨークに拠点を置くビジネス・技術関連ニュースの専門ウェブサイト・ビジネスインサイダーによりますと、空母キティホークとジョン・F・ケネディは、ベトナムやペルシャ湾でのアメリカの戦争に参戦した後、数年前から退役しており、テキサス州ブラウンズビルの船舶解体の国際企業に移送された後解体され、残った鉄鋼材や、それ以外の物資に分けられ売却されることになっています。

米紙USAトゥデイによりますと、船舶の移送・解体には膨大な費用がかかり、アメリカ海軍はこれに先立ち自ら保有する船舶のリサイクル処分のため、同社に巨額の費用を支払っています。

空母キティホークとジョン・F・ケネディ1960年代に就役し、それぞれベトナム戦争と湾岸戦争に参戦し、数十機の戦闘機の搭載能力を有していました。

アメリカ海軍システム司令部の報道官はこれに関して、「この契約の価値は、契約相手の会社がスクラップ・解体後の鋼、鉄および非鉄金属の販売から利益を得るであろうことを示している」と述べています。

これらの空母の移送と廃棄の予定は、まだ決まっていません。

 

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