北欧諸国で、モデルナ製ワクチンの若者への接種を禁止
10月 07, 2021 21:08 Asia/Tokyo
スウェーデンに続いてデンマークとノルウェーが、副反応への懸念を理由とし、若年者に対する米モデルナ製コロナワクチンの接種を一時的に停止しました。
イルナー通信によりますと、北欧諸国の政府当局は6日水曜、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種後に、極めてまれな副反応である心筋炎の発症可能性が高まるとし、若者への接種の一時または全面中止を発表しています。
これに関して、スウェーデンは30歳以下、またデンマークは18歳以下の若年者に対するモデルナ・ワクチンの接種を中止しており、またノルウェーも30歳以下の人々に対し、モデルナ製ではなくファイザー社製のワクチン接種を要求しています。
フィンランド国立社会福祉保健研究開発センターに勤める医師によりますと、同国の当局も7日木曜にモデルナ製ワクチンの使用中止についての決定を発表すると見られています。
これらの北欧諸国はいずれも、モデルナ社製ワクチン接種後の心筋炎などの副作用のリスクが高い、というスウェーデンの公衆衛生庁による未発表の研究を論拠とし、同社製ワクチンの使用を停止しています。
モデルナ社のワクチンは今年1月から、EU圏37カ国の18歳以上の人々に対する接種許可を得ていました。
また、EMA欧州医薬品庁も7月、12歳から17歳までの児童青少年に対するモデルナワクチンの接種許可を出しています。
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