WHO事務局長、「パンデミックは世界の決意で終息できる」
10月 25, 2021 19:53 Asia/Tokyo
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WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長
WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの終息について発言し、世界にはこのウイルスに打ち勝つために必要なすべての手段があるとして、人類が「決意すれば」終息させることができるとの見方を明らかにしました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、テドロス事務局長は世界保健サミットでの演説の中で、「パンデミックは世界がそれを決意したとき終息する。すべては我々にかかっている。わたしたちは、効果的な公衆衛生、医療など、必要なすべての手段を持っているが、世界はこれらの手段をうまく利用していない。毎日およそ5万人が死亡しており、パンデミックの終息まではまだ遠い。しかもこの死亡者数は確認されている数だけで、実際にはさらに多い」と述べました。
テドロス氏は、2021年末までに世界各国の市民の少なくとも40%にワクチン接種を行うという目標は「達成可能」であるが、そのためには国家や企業が自らの発言に合致した行動を取る必要があると強調しました。
さらに、G20(主要20カ国・地域)を含め、目標の数値を達成した国々に対し、コロナワクチンへの公平なアクセスを目的とした国際的な取り組みCOVAXやアフリカのワクチン入手トラスト(AVAT)を優先するよう呼びかけました。
また、G20各国はワクチン分配に関する自国の義務を直ちに遂行すべきであるとも述べました。
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