米退役軍人のALSによる死亡数、年千人以上に
(last modified Thu, 04 Nov 2021 10:01:04 GMT )
11月 04, 2021 19:01 Asia/Tokyo
  • 米軍  
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原因不明の難病が、イラクやアフガニスタンに派遣されていた米退役軍人数千人の命を奪っています。

米海兵隊の専門紙「マリーン・コープス・タイムズ(Marine Corps Times)」によりますと、原因不明の難病が、イラクやアフガニスタンに派遣されていた米退役軍人の間に広まっているということです。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)という名前の、運動神経細胞が消失するこの病気は、一部の遺伝性をのぞいて原因が不明ですが、米退役軍人は年間多数がこれにより死亡しています。死亡者は平均して1日あたり3人となっているほか、罹患者も1日あたり新たに3人の増加が確認されています。

複数の報告によれば、この病気に罹患した患者は、おおむね5年以内に命を落とすとしています。

この病気では、運動神経細胞消失により、徐々に筋肉が痩せて動かなくなり、最終的には飲食や呼吸も不可能になります。米退役軍人の1人は、末期には目も見えなくなると語っています。この病気に対する効果的な治療方法は、現時点では見つかっていません。

米退役軍人省のデータによれば、毎年平均して約1055人の退役軍人がALSにより亡くなっているとされています。これは、9.11同時多発テロ以降に2万895人が亡くなっている計算となり、イラクやアフガニスタンで死亡した米兵の3倍の人数にのぼります。

 

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