ベネズエラで1万2000人が参加した世界最大のオーケストラが演奏
ベネズエラの児童や青少年にクラシック音楽の指導をしている 公的融資による有志組織「エル・システマ」が、全国からおよそ1万2000人の若手演奏家を集め、「世界最大のオーケストラ」のギネス記録を持つロシアを抜きました。
ベネズエラのテレビ局・テレスールのウェブサイトが報じたところによりますと、今回行われた演奏では、記録認定のルールにのっとって実施されているか監視するギネスの代表300名に加え、ベネズエラのロドリゲス副大統領など政界の要人も出席しました。
演奏はベネズエラ士官学校の中庭で行われ、全部で8曲が演奏されました。
ベネズエラでは1975年から、同国の指揮者・ピアニストで文化大臣も務めたアントニオ・アブレウ氏の主導のもと「エル・システマ」というプログラムを始動させ、社会的階層の低い子どもたちをはじめ、すべての子どもたちへの音楽教育の提供を可能にしました。
この率先的なプログラムの成功をうけ、他のラテンアメリカ諸国の多くも、音楽をすべての階層の児童教育の一部に組み込みました。
この日の演奏を指揮したアンドレ・デビッド・アスカニオ氏(34)は、最後の練習を終える前、ギネス記録が危うくなるのを防ぐため、演奏者に対し、楽譜どおりの演奏ができなくなっても止めることなく、自分の記憶をたよりに演奏を続け、オーケストラの調和が乱れないようにと強調しました。
ギネスは今後10日間のうちに、ベネズエラが世界記録を更新したかどうかを発表する見通しです。
現在の「世界最大のオーケストラ」世界記録は、2019年に登録されたロシア・サンクトペテルブルクで実施された8097人の演奏家からなるオーケストラです。
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