12月 06, 2021 18:31 Asia/Tokyo
  • 米大統領首席医療顧問でもあるアンソニー・ファウチNIAID国立アレルギー感染症研究所所長
    米大統領首席医療顧問でもあるアンソニー・ファウチNIAID国立アレルギー感染症研究所所長

米大統領首席医療顧問でもあるアンソニー・ファウチNIAID国立アレルギー感染症研究所所長が、「オミクロン株の症状に関する第一段階の調査では、デルタ株より危険が少ない可能性が示されている」と発表しました。

ファウチ氏は米CNNとのインタビューにおいて、「研究者らは、さらなるオミクロン株の研究にはより多くの時間が必要だとしている。しかし第一段階の調査では、オミクロン株感染者の入院率が高くなっているとはいえ、この株はデルタ株より危険が少ない可能性が示されている」としました。

そして、「今日までにオミクロン株が感染者の間で重症化につながった例はない。しかし我々は、あらゆる決定の前に慎重である必要がある」と続けました。

ファウチ氏の話は、国連のグテーレス事務総長がオミクロン株の感染速度の高さについて警告しながらも、一部の国による入国制限措置を「トラベル・アパルトヘイト」だとして激しく批判していた中で明らかになりました。

5日日曜までに出された報告によれば、アメリカ北東部の約3分の1の州と一部の南部地域でオミクロン株への感染が確認されています。

同国内でオミクロン株が確認された最新の州には、ウィスコンシン州およびミズーリ州が挙げられます。

州兵部隊はこの数日、新型コロナウイルス感染者にあふれるニューヨーク西部の各病院を支援するために人員を派遣しています。

マサチューセッツ州のチャーリー・ベイカー知事も、同州での危機的状況を理由に緊急事態宣言を発令しています。

 

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