米上院で、7777億ドルの国防予算が可決
(last modified Thu, 16 Dec 2021 10:02:33 GMT )
12月 16, 2021 19:02 Asia/Tokyo
  • アメリカ軍
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アメリカ連邦議会上院で、7777億ドル(約88兆6000億円)の2022年度国防予算枠を定めた法案が可決されました。

IRIB通信によりますと、アメリカ上院は現地時間15日水曜、2022会計年度(21年10月~22年9月)の国防予算の大枠を定めたNDAA国防権限法案を、賛成89票・反対10票の賛成多数で可決しました。

同法案はすでに先週、下院を賛成363票・反対70票で通過しています。

これにより、同法案はバイデン大統領の署名を経て成立する見通しとなりました。

2022年度のNDAAでは、中国やロシアの抑制、核計画刷新、大気状況の向上、新たな生物学的脅威への対処が強調されています。アメリカ国防総省の計画の一部には、ロシアや中国への対抗を目的とした、極超音速兵器の開発や弾道ミサイル搭載の潜水艦による自国艦隊の増強が含まれます。

アメリカの国防関連予算の総額は、2021年度が7405億ドル、2020年度が7380億ドルでした。

アメリカの国防費が増加する一方、同国の国民は、ホワイトハウスや議会の政策が福祉・医療・教育関係の予算を削減しているとして、常時抗議しています。

同国の国防費はその大半が、危機の創出や情勢不安の扇動、世界各国への侵略に使われています。

 

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